メーター戻しの見つけ方

中古車販売店の中には、メーター戻しをして、走行距離を不当に少なく見せかけている所もあると言われています。すべてがすべてそうではなく、大半の業者はきちんと走行距離の表示をしています。しかし中にはメーター戻しをしている業者も確実にありますので、注意して下さい。メーター戻しには、素人の私たちでも気付くことはできるかもしれません。それは走行距離の割には、自動車の傷みが進んでいることで、確認することができます。
例えば、自動車のフロアマットを確認してみましょう。フロアマットですが、ちょうど足のかかとを乗せる所の部分がへたっていると思われます。このへたりですが、走行距離が長くなればなるほど、ひどくなっている傾向があります。最終的にかなりの走行距離になっていると、フロアマットの所に穴があいてしまうこともあると言われています。走行距離の割に、マットのへたり具合がひどすぎるのであれば、メーター戻しを行っている可能性があります。
マットのへたり具合の基準が分からないという人も中に入るでしょう。ちなみに、1万km程度の走行距離で、マットの所に穴があきそうなくらい、はっきりとへたりの状態が現れることはまずあり得ません。また3万km程度の走行距離であるにもかかわらず、マットが新品のものである場合には、怪しいと思ったほうが良いでしょう。通常3万km程度の走行距離で、マットの交換をしないといけないほどに状況が悪化をすることはあり得ません。このように、マットのへたり具合で、素人でも確認できるポイントがありますので、しっかりとチェックをしておくべきです。
また中古車の運転席のシートの所も確認してみて下さい。運転席のシートは、自動車の中でも常に座る場所です。それなりに使いこんでくると、運転席のシートの所にへたりやすれ、きれと言った症状が顕著に現れてきます。例えば、テカリが出てきているとか、シートの所に文字が付いているのであれば、その文字が消えかかっているのであれば、かなり使いこんでいる証拠と判断することができます。にもかかわらず、それほどの走行距離になっていない場合には、メーター戻しをしている可能性があると判断することができます。また中古車の中には、いろいろなスイッチ類があると思います。このスイッチ類も使いこむことによって、文字の消えやテカリが現れることがあります。こちらの状況も確認してみると良いでしょう。