乗りやすさの確認

もし中古車を購入するのであれば、その前に試乗をすることをお勧めします。試乗をする時ですが、自動車の基本的な性能を確認することも重要ですが、自分にとって乗り心地が良いかどうかについても確認をする必要があります。いくら見た目が良くても、乗り心地が悪ければ意味がありませんし、乗り心地には個人差があります。ですから、試乗をしてフィーリングの確認をする必要があります。
乗り心地の確認の部分では、まずシートポジションについて、しっかりとチェックをすることをお勧めします。おそらく内装のチェックをするときに、運転席に座ってみるかと思われます。この時に、座り心地を確認することができます。しかし実際に運転をしている時と自動車が停止をしている時の座り心地は、また少し違うこともあります。試乗をしている時に、シートが全体的にしっかりとあなたにフィットしているかどうか、確認をしましょう。またご存じのように、シートはいろいろと動かすことができます。シートの位置を調整して、自分がしっくりくる位置にシートを持ってくることができるかどうか、確認をしておきましょう。自動車の中には、シートをいくら動かしても、あなたにとってベストポジションにきてくれないものもあります。
また試乗をする時に、運転席からの視野がどのようになっているかについても確認をしておきましょう。中古車には、いろいろなデザインのものがあります。そこで、車種によっては、どうも運転席から外部の様子が見えづらく感じるような中古車が出てくる可能性があります。フロントピラーという、フロントガラスの横にある柱の位置関係によっては、サイドの状況が見えづらく感じることもあるかもしれません。フロントピラーがマッチしていないと、例えば路地から出る際や車線変更をする時や高速道路で合流する際に、きちんとサイドの状態を確認できなくなってしまいます。その結果、思わぬ事故が起こる可能性も出てくるわけです。
見切りの良い中古車の方が狭い路地を走行する時や車庫入れをする時にも、スムーズに行うことができるようになります。もし見切りに問題があると感じた場合には、他の中古車の中から購入すべき自動車を決めるべきでしょう。しかし見切りの良しあしは、多少慣れが必要な場合もあります。そこで、見切りに少し問題があっても「少し運転をすれば、慣れてくるかもしれない」と思えるのであれば、その中古車も購入してもかまわないでしょう。