塩害を受けている車は避ける

基本的に自分が気にいった自動車を中古車として購入してもらって構いません。しかしひとつ注意すべきこととして、塩害の中古車は避けるようにしましょう。塩害を受けている中古車はそうでないものと比較して、さびが起こりやすい、症状が進行しやすい所があります。もしさびができてしまうと、長時間の年月を通じて、車体に穴をあけてしまうほどに、腐食が進んでしまうことがあります。現在の自動車は、かなり性能も優れてきているので、なかなかさびが生じにくくなっていることは確かです。しかしそれでも、塩害を受けている中古車は避けた方が無難であることは間違いありません。
塩害を受けている中古車には、大きく分けて2つのパターンをたどっていることが多いと言われています。まずは、海に比較的近い所で使用され続けてきた自動車です。これはみなさんもお分かりかと思いますが、潮風を受ける頻度が多くなってしまうので、塩害を受けやすくなってしまいます。もちろん、海に近い所で暮らしていた人が所有をしている自動車は危険です。加えて、例えばサーフィンなどのマリンスポーツが趣味で、よく海にいっている人が乗っていた自動車もリスクが大きいことを認識しておくべきでしょう。
もう一つのパターンとしては、雪国で使用されていた自動車についてです。雪と塩害とはあまり関係ないようなイメージがあるかもしれません。しかし雪国では、融雪剤が使われることが多いです。この融雪剤の中に含まれている成分が、塩害の原因となってしまう可能性があります。ですからもしも雪国で使用されていた中古車を購入する場合には、注意が必要でしょう。ちなみにウィンタースポーツが趣味で、スキー場に行くという人もいるでしょう。しかし年に数回程度のペースで、雪道を運転する程度であれば、それほど深刻な問題を引き起こすことはないと思ってもらって良いでしょう。
塩害を受けている中古車のチェックの仕方は、とにかくさびができていないかどうかチェックをすることになります。特にボディやエンジンルーム、下周りの所に、さびが発生しやすいと言われています。また前のオーナーが雪国に在住していないかどうか、海岸線の近くで暮らしている人がオーナーではないかどうかについても確認をしておくといいでしょう。塩害やさびと言うのは、自分が努力をしてきちんとメンテナンスをしていても、なかなか克服できる相手ではありません。ですから、ハナから購入すべきではないのです。

中古車相場がすぐ分かるオンライン査定「買取イチバン」複数の自動車買取専門店に一度に査定を申し込めるので、愛車を高く売る方法が短時間で分かります!